KOTARO-PARADISE

富士フイルムXシリーズ愛用のカメラマンです

X-H2s・X-T5・X-T4 高感度ノイズテスト 2023.12.16

X-T5が発表された時、チルト液晶に戻ったのでこれで完璧だ!。

って事で、予約して発売日に購入しました。

 

ただ1つ不安だったのが画素数アップによる高感度ノイズ。

買ってすぐにライブ撮影があり、不安は的中。

感覚的には1段分以上ノイズが増えていました。

 

結局X-T4を買い戻し、X-T5は昼間専用のカメラとなっています。

 

 

X-T5、X-T4に加えて、2600万画素ながら積層型CMOSとなったX-H2s、そしてX-Transの中では一番高感度ノイズが少ないと思っている2400万画素のX-T2を加えてテストしてみました。

 

今回は薄暗くしてテストしてみます。

 

レンズはXF23mmF1.4R、絞りはf2.8です。

 

ISO6400から比較していきます。

X-T5 / ISO6400

 

X-T4/ ISO6400

 

X-H2s / ISO6400

 

X-T2 / ISO6400

 

クロップしてみます。

X-T5 / ISO6400

 

X-T4 / ISO6400

 

X-H2s / ISO6400

 

X-T2 / ISO6400

 

ISO6400での比較ですが、ノイズが少ない順に X-T2>X-T5>X-T4>X-H2sに見えます。

 

アレ?(^-^;。

 

それではISO12800で比較してみます。

X-T5 / ISO12800

 

X-T4 / ISO12800

 

X-H2s / ISO12800

 

X-T2 / ISO12800

 

ISO12800になるとX-T5とX-T4が逆転します。

 

ノイズが少ない順に X-T2>X-T4> X-T5=X-T2s。

 

X-T5とX-H2sは同等でした。

 

オマケでISO51200。

X-T5 / ISO51200

 

X-T4 / ISO51200

 

X-H2s / ISO51200

 

どれもダメダメですが、若干X-T4が良いみたいです。

 

これをAIでノイズ処理したらどうなるのかやってみました。

X-T5 / ISO51200 LightroomにてAIノイズ除去

 

小さな文字とかは破綻していますが、とりあえずノイズは取れています。

 

ノイズ除去のレベルを変えてみるのも良いかと思います。

 

 

<総評>

ライブでは主にISO12800で撮っていたのでX-T5のノイズが目立ったようです。

ISO6400までだと画素数が増えたデメリットは無さそうで、健闘していると言えます。

 

X-H2sは高速性重視で積層型になったせいか、高感度ノイズはX-T5より若干多いようです。

 

個人的には画素数を増やさずに、ノイズを減らしたセンサーを希望します。