高知県には日本最後の清流と呼ばれる四万十川、そして仁淀ブルーと呼ばれている清流仁淀川があります。
その一方で、かつて日本一汚い川であった江ノ口川も存在します。
自分はこの江ノ口川沿いにある幼稚園に通っていたのですが、当時見た川の色は真っ黒。
茶色じゃないですよ、墨汁の黒です。
そしてメタンガスなのか、ボコボコと泡が出て悪臭を放っていたのを覚えています。
間違いなく日本一(世界一かも)汚い川でした。
その原因はと言うと、現在イオン旭町店がある場所にあった製紙工場が、廃液を垂れ流ししていたから。
今では考えられない事ですが、当時はそれに対する罰則がなかったのでしょう。
そして公害闘争史に刻む義挙、高知生コン事件へと至ります。
この件に関しては自分も後に調べて知ったことであり、興味のある方は当時の記事を貼っておきますのでご覧になってください。
その事件から半世紀が経ち、江ノ口川もずいぶん綺麗になりました。
逆に言うと、ここまで浄化するのに50年かかると言う事です。
そんな魚が泳げるようになった江ノ口川を、河口から源流点までウォーキングしようと企画しました。
そして架かっている橋を全て渡ろうと思います。
なかなかの長丁場となりましたので、何回かに分けてアップします。
まずは河口にある弥右衛門橋から高知橋までです。
続く...。
webから拝借させていただきました。